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分からない「から」…?
分からない「から」…?
こんにちは。この時期は高級チョコを眺めて歩く伊藤です。
(そしてコンビニで売れ残りが割引されたらたくさん買う。)
さて、生徒や保護者の方と話をさせていただくときに
たまに聞くことがある、次のような言葉。
「分からないから面白くない」
「分かるようになったら楽しいのかもしれない」
確かに「解けるようになったら数学が好きになってきた」
という話もよく聞きますし
そういう面はあると思います。
しかし、あえて言いたい。
「勉強なんてわからないくらいの方が面白い」
例えば、すぐにクリアできてしまうゲームや
読んでいる途中で犯人がわかってしまう推理小説。
そんなの大して面白くありませんよね。
「あーでもないこーでもない」と考える時間が
本来楽しいはずです。
ゲームや小説の途中で答えを教えられたら
普通だったら「邪魔された!」となるはずなのに
どうして勉強だけは途中で答えを教えてもらいたがるのでしょう?
私は中学生ころまでは特に勉強が面白いと思ったことはなかったですが
高校の後半ころから楽しいものも増えてきました。
「光速に近い速さで移動する物質は長さが収縮する(物理)」
「箱を開けるまで、死んでいる状態の猫と生きている状態の猫が50%ずつ存在する(物理)」
「1+2+4+8+16+…=-1 (数学)」
「何言ってんの???」って思いませんか?
これを、大人が大真面目に議論したりしてるんですよ?
分からな過ぎて面白くないですか?
分からないから面白くない、のではなくて
「わからないといけない(または恥ずかしい)と思っているから面白くない」
なのではないでしょうか?
そして、テスト前だけ勉強する、となっていると
なおさら「分からないといけない」「範囲が終わらない」となるから
よりその傾向が強くなるのではないでしょうか。
ぜひ、わからないこと自体をもっと楽しみましょう。
勉強は、わからないからこそ楽しいものですよ。
その余裕を持つためにも、ぜひ、何もないときにも勉強を!
【教科書補習から中学受験・高校入試・大学受験まで
大崎市 登米市 栗原市 の学習塾 サクセスセミナー進学教室】
2021.02.12