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日常経験知
日常経験知
こんにちは。最近、近隣の高校の文化祭?体育祭?なのか
教室で花火の音ばかり聞いている気がする伊藤です。
花火自体も見たい・・・。
さて、「日常経験知」とは聞きなれない言葉ですね。
大学で物理の授業で「遠心力」について学習する際、
子供のころに「バケツに水を入れ、腕を回して回転させても水がこぼれない」や
「回転遊具を回していたら外に引っ張られて吹っ飛んだ」
などを体験したことのある学生の方が授業の理解度が高くなる、というデータがあるそうです。
細かい理論はわからないけれど、
そうなるものだということは、経験から知っているもの。
体験して「ふしぎだなぁ」「おもしろいなぁ」と思ったことがあること。
そういう経験をたくさんしていると、
実際に学習したときに
「あの時のあれは!そういうことか!」とすっと入ってきます。
例えば、救急車。
通り過ぎる瞬間に、音が変化するような気はしませんか?
冒頭で出てきた「花火」。
どうして火の色が変わっているのか不思議におもったことはありませんか?
ちなみに、ガスコンロで味噌汁を温めて吹きこぼした瞬間、
炎が黄色くなるのは、花火と同じ原理ですし、
青い折り紙を燃やすと、緑色の火がでるのも同じ原理です。
机に向かっている時間だけが勉強ではありません。
日常的によくよく観察して考える習慣をつけましょう。
2022.10.21