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高校入試の予備調査倍率から


高校入試の予備調査倍率から
1月も下旬に差し掛かり、あっという間に2月を迎えようとしています。

先日、宮城県公立高校入試の予備調査の結果が公表されました。
全体的には、県全体の倍率が1倍を切る結果が大きく取り上げられていました。


県北はというと、定員割れ(倍率1倍を切る)がほとんど。
理由はいろいろあれど、個人的には、


①他地区への進学者数の増加


②私立高校への進学者数の増加


が影響していると考えています。


①については、県北地区の高校ごとの進学実績が関係していると考えます。
正直、私立も含めた大学進学率はそこまで落ち込んでいないものの、国公立大学だけでみれば、他の進学校との差は歴然。
公表はされていないものの、一般受験での合格者数はもっと落ち込むことでしょう。
その結果、進学実績が高い高校への進学を希望するのは必然といえます。


②については、授業料の無償化やコロナ禍の影響があると考えます。
公立高校との金銭面との差が緩和されたこと。
受験をより早く、かつ可能性の高い高校へ進学したいという心理が働いたこと。
少なくとも、今年度はその傾向は顕著だったように思います。


このこと自体が問題とは言いません。
その傾向が今後強くなるとしても、結局は日々の勉強の積み重ねがより重要になることが伺えます。


他地区への進学を目指すのならば、よりレベルの高い争いになります。
それを、地元の中学校で上位だからと胡坐をかいていては、なかなか達成は難しくなるでしょう。
そして何より、高校生活での様々なギャップによりついていけなくなる可能性も大きくなります。


私立高校への進学もまたしかり。
高校へ進学は決してゴールではありません(この時期本当に口説く言い続けていますが)。
その先の将来を具現化するための助走、準備期間なのです。
そうなってくれば、学習をおろそかにしたままで高校生活を過ごすわけにはいきません。
(私立に限ったことではありませんが)


さらに言うならば、コロナ禍の影響により、部活動はなかなか以前のように活動しにくい現状にあります。
部活動を頑張ることは決して悪くはないのですが、改めて学習に向き合う時間を考えることが今後増えていくことになるでしょう。

そうなれば、今までは部活を引退してから受験勉強を…という傾向は少しずつ弱まっていき、
早い段階で受験勉強を開始する子供たちが増えるのではないのかと考えられます。







 【教科書補習から中学受験・高校入試・大学受験まで

大崎市 登米市 栗原市 の学習塾 サクセスセミナー進学教室】 



高校入試の予備調査倍率から
佐々木(敦) 担当【小中学生:理系・受験 / 高校生:数学・化学・生物】
得意技:苦手生徒も感動!重要語句簡単オモシロ暗記術
好きな食べ物:甘いもの、マイブームはバウムクーヘン
趣味:愛犬と遊ぶこと
好きな言葉:努力が必ず報われるとは限らない、ただ成功した者は皆すべからず努力している

2021.01.26

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