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単純計算こそ徹底的に
単純計算こそ徹底的に
秋だからか、お腹がすいて止まらない伊藤です。
(生徒たちが「先生!○○の△△美味しかったんで食べてください!!」って報告してくるのが悪いと思う…)
さて、先日、定期テストを控えた高校生との会話から。
「数学の問題集、テスト範囲のところ1ページやるだけで3時間かかったんですけど…
テスト範囲20ページくらいあって、もう終わったなって…」
「高校受験前に言ったじゃん。
『高校数学の計算量、すごく増えるから、今のうちに計算速度上げないと、苦労する』って。
どうせ、『また大げさなこと言って…』と思ってたんでしょう」
「本当にそれ!
というか、中学の時にそんなこと言われても実感できない!
高校生になって初めて言われてる意味わかる!!」
…と、いうことで、中学受検・高校受験を控えた皆さん。
先輩の意見はしっかり聞きましょうね。
修学旅行や運動会などいろいろなイベントが終わり
いよいよ、残す大イベントは受験だけ…となりはじめる今の時期。
難しい応用問題に手を出したくなるころだと思います。
しかし、本当に計算問題は完璧ですか???
分数が入っていようがかっこがあろうが、30秒以内でミスなく解けますか??
「計算ルール自体はわかってるし、わざわざ塾で教えてもらわなくても…」
というところを自分で徹底的にやれてますか??
例えば、一次関数の応用問題だと、1問答えを出すのに
連立方程式を3回解いて、代入して式の値を解いて…と
基本計算を5回くらい必要とするものもあります。
応用問題の解き方を理解したとしても、
基本計算で10回に1回ミスする人は、単純に考えて応用問題での正答率が2回に1回できるかどうかになりますね。
計算が速い人は、1時間で応用問題に5題挑戦できるかもしれませんが、
解く速度が遅いと、1時間で1題しかできないかもしれません。
同じ時間勉強したとしても差は広がるばかり…
言い換えると、同じ勉強量を確保するのに、時間は短くてすむ。
課題を短時間で終えられるようになりますね。
高校生になると、学校によってはアルバイトができたり、選べる部活が増えたり、
学校行事でも、もっともっと自由度が増していきます。
まわりが楽しそうにしている中
1人だけ課題が終わらず、遊べない…なんて高校生活は送りたくないですよね。
単純計算を甘く見てはいけません。
「勉強で何をしていいのかわからない」
そんな時はまず単純計算。
入試直前まで、毎日取り入れていきましょう!
2022.10.01