TOP >

【親の過剰な関与は子どもの自己効力感を低下させる】引き算の子育てとは?


【親の過剰な関与は子どもの自己効力感を低下させる】引き算の子育てとは?
successseminar
文部科学省が実施した全国学力・学習状況調査(2025年度)では、子どもの「自分で考え行動する力」に課題が見られると報告されています。 また、教育心理学の研究(日本教育心理学会, 2024)でも、「親の過剰な関与は子どもの自己効力感を低下させる」という結果が示されています。 つまり、“子どもの思考力・自己効力感を伸ばす”ためには、知識や経験を足すよりも、“関わりを引く”ことが時に効果的なのです。

「引き算の子育て」とは?

「引き算の子育て」とは、 親がすべてを管理するのではなく、子ども自身に考える余白と体験のチャンスを残す育て方です。 たとえば、
・宿題を忘れた
→ 親が届けるのではなく、自分でどうするか考えさせる。
・友達とけんかした
→ すぐに介入せず、話を聞いてから本人の判断を聞く。
・勉強が難しい
→ 答えを教える前に「どこで困ったか」を一緒に考える。

小さな“我慢”を積み重ねることで、子どもは「自分で解決する力」を育てていきます。 最初は時間がかかりますが、このプロセスこそが“自立”の第一歩です。

「引き算の子育て」で育つ3つの力

1. 思考力

すぐに答えを与えられないことで、「考える習慣」が育ちます。 「どうすればできるか」「どんな方法があるか」を自分で探す経験が、問題解決力の基礎になります。

2. 継続力

親が「やりなさい」と言わなくても、自分で決めたことを続けられるようになります。 “やらされる勉強”から“自分でやる学び”へと変わることで、学習が習慣化します。

3. 自信(自己効力感)

小さな成功を積み重ねることで、「自分はできる」という感覚が定着します。 この自己効力感が、学習意欲や将来への前向きさを支える土台になります。

サクセスセミナー進学教室が大切にしている「引き算の教育」

当塾では、詰め込みや反復よりも、「自分で考える力を引き出す指導」を重視しています。 具体的には以下の3つを実践しています。

1. 考える時間を与える

すぐに答えを提示せず、「なぜそう思う?」「他に方法はある?」と問いかける指導を行います。

2. 自己管理をサポート

 授業ごとに「今日の目標」「次の課題」を自分で書き出させることで、学習を“自分ごと化”します。

3. 家庭との協働

 ご家庭での様子を共有し、「どこまで手を出さずに見守るか」「どんな声かけが効果的か」を一緒に考えます。 “引き算の教育”は、ただ放任することではありません。 子どもを信じ、必要なときだけ支える。そのバランスが、主体性を生むのです。

保護者の皆さまへ

子どもを大切に思うほど、「手助けしたい」「失敗させたくない」という気持ちが強くなります。 けれども、あえて“見守る勇気”を持つことで、子どもは自分の足で立ち上がる力を獲得していきます。

 「少し心配だけど、任せてみよう」

その一歩が、お子さまの成長を大きく変えます。 サクセスセミナー進学教室は、家庭とともに「学びの引き算」を実践し、子どもたちの自立と成長をサポートしています。


【親の過剰な関与は子どもの自己効力感を低下させる】引き算の子育てとは?
佐々木(敦) 担当【小中学生:理系・受験 / 高校生:数学・化学・生物】
得意技:苦手生徒も感動!重要語句簡単オモシロ暗記術
好きな食べ物:甘いもの、マイブームはバウムクーヘン
趣味:愛犬と遊ぶこと
好きな言葉:努力が必ず報われるとは限らない、ただ成功した者は皆すべからず努力している

2025.11.11

お問い合わせボタン