TOP >
勉強時間と問題数
勉強時間と問題数
スーパー・コンビニのパン売り場にて、春の到来に気づく伊藤です。
シール…集めなきゃ…お皿…もらわなきゃ…。
毎年、企業戦略にまんまと引っ掛かっていますね。
さて、高校受験まで残すところ1ヶ月。
自習スペースを利用する生徒も増えてきました。
「家だと誘惑が多いので…」
「いいですね、ここ(の席)。壁しかなくて」
等の言葉も聞かれます。
自分の意志だけで誘惑を退けるのは大変。
そこで、自分から、物理的に距離をとったり対処しようとする姿勢すばらしいですね。
そんな中で、最近、自習にくる受験生との間ではやっている(?)やりとりがこちら。
「今日は、2時間半もやった!集中した!帰ります!」という報告に対して
「受験当日の自分に向かって『今日やれることは全部やり切った』って
胸張って言えるんだったらもう今日は帰っていいよ^^」
今のところ、3回中2回くらいの割合で
「…やっぱり、あと○○だけやってから帰る…」
となって、さらに学習時間を伸ばしております
(そして恒例となりつつあるやり取りに、他の自習生が「始まった…」とにやにやしています)
勉強時間自体が増えることはとても大事です。
いっぱい勉強するためには、時間が必要ですからね!
でも、受験まで1ヶ月のこの時期。
勉強時間だけで自分を評価していて良い時期ではありません。
「1時間の勉強で20問解いて新しいことを10個覚えた人」
「1時間取り組んで10題といたけれど、教科書で答えを調べるだけで精いっぱいだった人」
「1時間で50問復習して、新しいことには取り組まなかった人」
同じ1時間でも成果は異なります。
大切なのは、その時間で「何ができるようになったか」
漠然と、「やれ」と言われた宿題をただやっているだけであれば作業でしかありません。
ひとりひとり、この時期に取り組むべき課題は違いますね。
ラストスパート、何をやるべきか、自分に必要なものをぜひ考えてみてください。
もちろん高得点を取って合格することが大切ですが
これからの人生で「どうやって勉強していくか」
勉強の仕方を学ぶ絶好のチャンス、逃さず最後まで頑張りましょう!
2023.02.11