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努力できる脳


努力できる脳
こんにちは。普段、日中外に出る習慣がないため「日焼けする」という概念を忘れ大変痛い目に合っている伊藤です。皮が剥けるほどの日焼けなんて中学生の時以来です。

さて、本日は脳科学の話。
生徒を見ていると「すごい努力家だな」「要領がいいな」と感じることがよくあります。
しかし、なかなかいないのが「要領が良いうえにコツコツ頑張れる」というタイプ。
(そのタイプの人間はそもそも塾にこないのかも…?)
努力が得意な人とそうでない人で脳の中で活発に働く部位が違っているという研究結果があるようです。
簡単に言うと努力が得意な人の脳は「報酬を予測する能力」が高く、そうでない人は「損得勘定の能力」が高いとのこと。
つまり努力が苦手な脳では、努力の結果起こる良いことのイメージが弱く、それ以上に『こんなの無駄では?』とブレーキをかけてしまう。

勉強をするうえで「努力できる脳」を持っていることのメリットは大きいです。
コツコツ毎日学習時間を確保することで、学習内容の定着が図れます。
では、そうでない人はどうすればいいのでしょうか。
①報酬系の機能を鍛える
 ゲーム感覚で自分にご褒美を与えてみましょう。
 「3日連続3時間勉強できたら●●を買っていい」とか。
 「何時までにここまで終わったらおやつはこれ!」とか。
 私は完全にこのタイプで学生時代を乗り切りました…
②無駄な努力をしないことに対して最大限努力する
 損得勘定の能力が高い、つまり、効率よく処理する点においてはむしろ「努力できる脳」より得意なはずです。
 それだけ「無駄を省く」の一点においては集中力を発揮できる脳。
 ただ、勉強しなれていない人が「効率」を追い求めると失敗しがち…という印象もあります。


基本的に自分の能力を上げる方法は何においても二つ。
「得意をより伸ばす」か「苦手を克服する」か。
自分の脳はどのタイプ?そしてそれにどう対応していくのか?
方針をもって学習していきたいですね。






努力できる脳


2020.08.17

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