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数学は言語


数学は言語
こんにちは。
寒くなると夕飯の「鍋」率があがる伊藤です。
最近、少量作れる鍋のつゆの素がいろいろ売っていてうれしい…。


この間の高校生の授業にて。
一人は問題の解説を読んで復習しようと試みる生徒。
もう一人は、感覚だけを頼りに解き、最終的な答えだけ解答で確認する生徒。

物の考え方、とらえ方が全然違うので、
同じ問題でも違う解き方を教えています。

解説を読む生徒には、後で読み返すことを考えて解説の通りに。
感覚派の生徒には、図で表して、直感的にパターンを選べるように。

その他の生徒の質問に答えている間に、
その二人が相談しながら一つの問題を解こうとしていたようなのですが…

会話がかみ合っていません(笑)

2人とも違った解き方をしようとしている、ということを指摘すると
片方の生徒が「うちらはそもそも言語が違っていたのか!」と。

この表現、面白いですね。
国語・英語が「言語」なのは、異論はないと思いますが、
数学も「言語」なんだと思います。
定義や定理、計算法則などが「文法」にあたり
それをしっかり使いこなせていれば
途中式を見ればどうやって考えていったものなのかがわかるようになっています。

今年から始まる共通テスト。
対策問題集等でよく見るのが
「二人の解き方が式で示されていて、間違っているところを指摘する」。
このタイプの問題は非常に苦手な生徒が多いです。
(私も実は好きではない…)
でも、これって如何に数学を自分の中で言語として消化できているかがわかる問題ですよね。

さて、上記で出てきた二人の生徒。
両方とも数学を勉強しているのだから、本来ならば「言語」は同じはず。
どうして会話が成り立たなくなったかというと…
「解説派」には「言語」として文法を教えていましたが
「感覚派」には文法に一切触れずボディランゲージのみで教えていたようなもの。

今回のテスト範囲だけで、とりあえず最低限の成績を確保するなら
(もしくは低学年でまずは数とのコミュニケーションを取るなら)
ボディランゲージでいいけれど、
高校生にもなってこの教え方ではだめなのではないか?と
考える機会となりました…。
いや、でも入試で利用する気がなくて学校の評定対策だけならアリ…?
試行錯誤は続きます。








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数学は言語


2020.12.01

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