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感動の正体


感動の正体
宮城県公立高校入試の国語の第四問の論説文は面白いと思った。サクセスの授業では、小学生クラスから「文章を解剖する」「方程式風に考える」を実践している。今回の論説は難しく、少々不安はあったが、答え合わせに来た受験生の点数に安堵した。

第四問は、布施英利さんの文章で、絵画などの芸術から得る感動の正体(脳の可能性)について書いたものだ。
芸術鑑賞での感動とは、絵の美しさや技巧に感心するものではなく、作者の「ものの見方」を絵を通して知り、それと同じ能力や可能性が自分にもあることを知ることを知った驚きから来るもの。つまり、まだ知らない自分の可能性に出会い…それに感動するというものだ。

布施氏の感動論になぞらえると、勉強で得られる感動の正体は「分かった、できた」の先にあるもので、自分の可能性の広がりを覚えることに対する驚きや嬉しさということになるだろう。
そんな感動の現場立ち会えるとしたら、名脇役としてちょっとでも爪痕を残して進ぜよう!
それこそ我々塾人の仕事であり、やりがいでもある。


2024年度宮城県公立高校入学者選抜に挑んだサクセスセミナーの受験生、当日までそれぞれのストーリーがあったことでしょう。一人ひとりの一瞬一瞬を思い出すと、心がふるえます。本当に頑張ったね!
3月14日の合格発表では大感動の嵐をともに楽しもう。


感動の正体
佐藤 担当【中学受験対策/高校入試対策】
得意技:苦手な子ほど楽しくなる作文指導。数学的に考える国語読解。
趣味:なまはげ研究と能面
好きな食べ物:たらこトースト

2024.03.06

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