宮城県高校入試分析
先日、宮城県公立高校入試が行われました。
この日のために受験勉強に励んできた受験生の皆さん、本当にお疲れ様でした。
まずはゆっくり休んで、心身のリフレッシュを優先してくださいね。
河北新報のサイトにて試験問題、解答が確認できますので、気になる方はこちらをチェックしてみてください。
2025年宮城県公立高校入試問題と正答
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以下は昨年度と比較した難易度、問題の分析です。
試験後の復習にも、来年以降の対策にも参考になさってください。
国語
論説文の記述の文字数は30字から20字になり回答しやすかったが、55字での記述問題もきちんと内容をつかんでいれば難しくはない。古典は基本的な問題が多く解きやすかった。作文は、時代とともに辞典で扱う言葉が変化してきた、以前は誤用とされていた意味が後の時代には誤用でなくなることもあるという会話について、自分の考えを書くものであった。
日本語の変化について意識したり、関心を持ったことがない人にとっては難しく感じたかもしれない。
自分の考えを整理できるか、表現力の有無なども得点差に直結する作文だった。
数学
例年通りのレベルだが、第1問で作図に関しての手順を説明する文が出題された。
また、累積相対度数に関する知識が求められた。第三問は宮城県の入試では頻出の一次関数の利用。基本的な知識に加え、正確に文章を読み取る力が試された。第4問では平面図形の領域で久しぶりに円と相似が出題された。
定期テスト対策だけではなく、幅広い問題を解いて演習量もこなしてきた人とでは大きな得点差がつく。
社会
歴史分野の「年代の古い順から並べよ」の設問が増えていた。出来事の前後関係や影響などに関する知識が求められた。さらに、時代ごとの政治・生活・文化などについても整理された正しい知識が必要だった。
地理は資料を読み取り、様々な視点から考察する力が求められた。記述問題は全体で各5点×5問で、配点が大きい。記述テクニックを理解し、トレーニングをした人は高得点がねらえる。
理科
思考力と表現力、情報を的確にまとめて処理する力が求められ、難問も多かった。
化学分野は基本的な知識を問う問題はクリアしても、数値や与えられた条件を整理して考えるのが難しい。天気の問題の記述は一見難しそうだが、理科の記述問題を解く練習していれば解答できたと思われる。第4問の物理は前半の基本問題は確実に解いておきたい。
第5問の生物は基本的な問題だったので、時間配分を間違えなければ正答率は高いと思う。
英語
第1問リスニング例年通り。
第2問1・2は教科書の基本文からの出題と、基礎単語力が問われた。
第3問スピーチ問題は難しい表現はなかったものの、文章前後の流れと結論を正確に読み取る力が試された。
第4問は難易度が高く、登場人物も昨年の3名から4名に変更。それぞれの意見を理解・整理しながら解く問題だった。第5問の英作文は昨年と形式の変更なく8点配点。意見と理由を書く練習ができていれば得点できる問題である。 全体を通して単語力、読むスピードと正確さが求められた。