やる気は風船のごとく

大人もそうですが、子どものやる気は、恒常的に続くものではありません。
つまり、残念ながら、やる気はスイッチが入ったらずっとONになっているわけではないのです。
やる気は、急激に膨らんだかと思えばあっという間にしぼんで跡形もなくなってしまったり、そういうものです。
ですから、何回も何回も丁寧に風船のごとく膨らませる必要があるのです。
子どもがたまたまやる気になっているのを見て、安心してしまってはダメです。
私たち大人は、何回も何回もやる気を引き出すアプローチを心がけなければならないのです。
どうやって子どものやる気風船を膨らますかというと…
やる気になるときを見逃さず、環境を作ることです。
やる気風船を定期的に膨らませる環境をつくり、その瞬間を見逃すことなく、やる気を維持させることが大切です。
では、子どもがやる気になるときとは、どんなときでしょうか。
いくつか挙げてみます。
1.本当にやりたいことを自分で見つけたとき
2.目標を達成するために何をすればいいか明確になったとき
3.目標の達成が可能だと分かったとき
4.自分には目標達成の技術や知識があると自覚したとき
5.自分で目標達成の方法が選べるとき
6.目標達成後のイメージが明確になったとき
7.目標達成後には周囲からの褒められると分かったとき
8.目標達成後、親が喜んでくれるとき
子どものやる気を引き出そうと思ったら、子どもの好きなことに注目したり、まずは小さくてもいいので目標を持たせることが大切です。
そして、達成感が気持ちのよいもの、周囲から称賛されることだと思ってもらうことが一番早いと思います。
さらに、達成感を常に感じている子どもは、目標を持つことが習慣化し、目標に向けて努力することもできるようになります。
われわれ大人は、子どもがたちが達成感を感じやすい教育環境を用意することに努力すべきでしょう。
勉強だけの目標ではなく、毎日の習慣的なことでもいいですし、趣味的なものでもいいので、小さな目標を子どもに決定させて、
達成感を味わってもらうように仕掛けていきましょう。
そうすれば、子どもたちも目標に向けて動き出すかもしれません。
しかし、1回の仕掛けで成功するなんて甘い考えは通用しないことも分かっています。
私にとってはそれが、楽しく、面白く、塾人としてやりがいがあるところなんですが…。
さて、子どもたちのやる気風船をお母さんたちと一緒に大きく膨らませる作戦会議ともなる「保護者面談」がもうすぐ始まります。
塾とご家庭の二人三脚でお子様のやる気風船をパンパンに膨らませる作戦を話し合いたいと思います。
ご出席いただく保護者の皆様、どうぞ宜しくお願いいたします。

得意技:小・中学生の苦手科目こそふんばって取り組める自習指導
好きな食べ物:牛乳の甘酒割り(1:1の割合で味わう)
趣味:ジョギング・ハイキング・音楽鑑賞
好きな言葉:継続は力なり 時間は限りあり