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数学的思考能力
数学的思考能力
ゴールデンウィーク中の目標はYOASOBIの「アイドル」をマスターすること!の伊藤です。
OP、EDともにすばらしいと思います。
さて、新年度も早いもので一か月経過。
そろそろ、新生活に慣れ、緊張感も薄れつつ疲れを感じるころかもしれません。
今年も「中高一貫校コース」を開講し、
小5、小6の皆さんが見慣れない問題形式に四苦八苦しながら取り組んでくれています。
個人的に適性検査の算数の問題は非常によくできているなぁと思うものが多く
特に受験を考えていない人や「数学は得意!」という中学生の皆さんにも取り組んでみてほしいです。
適性検査では、私立中学では必須の「特殊算」が身についていなくても、
教科書レベルの計算の仕組みが分かっていれば解けるようになっています。
(旅人算、つるかめ算くらいまで理解していればなお解きやすいですが…)
問題文がかなり長いですが、そこから必要な情報だけを抜き取り、整理する。
整理した情報を分類して、自分が知っている公式が使えるまで分解する。
「もし○○だったら」と具体的な場合に置き換えて考えてみる。
複雑そうな問題を見方を変えたり、言い換えたりして単純化してみる。
そして、最後に、それを説明する。
センター試験から、共通テストに変わり、数学の問題も単純な知識問題が少なくなり、
より読み取り整理する力が必要になってきています。
早い段階から、こういった問題に触れておくのもとても重要ですね。
とはいえ…小学生がいきなりこれを使いこなすのは、難しいもの。
4月は「長い文章を読んで、そこからわかることをまず答える」練習をしています。
直接答えに関係なくてもOK。ただし、問題に書いてあることをそのまま読むのはダメ。
「情報の抜き取り・整理」と「分解」がどれくらい得意かの確認でもあります。
中学生の文章題でもたまにやってみることがありますが、
「自転車で出発して途中から歩きに変わったから、どこかで自転車が乗り捨てられていることがわかる」
「同時に出発したのに、自転車と徒歩でバラバラに進むなんて兄弟仲が良くないことがわかる」
等、イメージ能力が高い回答が返ってきて関心することも多々あります。
(そして、個人的な経験から、こういう返答できる子の方が伸びる気もしています。)
受検となると、やはり正答が求められるので
「当てなくては!!」と必要に駆られてやると、辛い壁ではあると思います。
気軽にやる分には、脳によいトレーニングになりますよ。
興味があれば是非、問題用意してお待ちしております!
2023.04.28