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「大体できる」の罠
「大体できる」の罠
スタバのフラペチーノに使うくらいならラーメン一杯食べたい伊藤です。
同じくらいの金額とカロリーなら…!オシャレさよりも…食事に…!
生徒の皆さん、しっかり新作チェックしていてすごいなといつも思っています。
さて、春期セミナー期間中に何度かあった会話についてです。
「正負の数はさすがに大丈夫ですよ。ほとんど当たってます」
「単純計算はまあまあできます」
私から見ると…こういう生徒の大多数は…
「大丈夫」でないです!!!
仮に正負の数計算(例えば(-2)+5×(-4))での正答率が8割だったとします。
これが1次方程式になった場合…
控えめに見ても、計算量が2倍になるとすると、
正答率0.8×0.8=0.64
64%程度の正答率になる可能性が高いです。
連立方程式になった場合…
大体、1次方程式の2倍の計算量になると考えると
正答率0.64×0.64≒0.41
41%程度の正答率に。
1次関数の交点を求めるような問題。
少し応用になってくると、連立方程式を3回程度解く必要があるものも多いです。
正答率 0.41×0.41×0.41≒0.069
解き方がわかっていたとしても、正答率7%程度になってしまいます。
最初の前提「正負の数の正答率」を9割にしたとしても、
1次関数の交点を求める問題での正答率は30%を切ってしまいます。
果たして、その計算力、本当に「大丈夫」でしょうか???
計算問題は100発100中が基本!
全問正答して当たり前!!
自分が計算している方法をすべて理由をつけて説明しながらできるくらいにならないと
「計算が大丈夫」とは言えません!
新年度、新たなスタート。
「大体わかっている~」と自分を甘やかさずに、気を引き締めて勉強していきましょう!
2023.04.01