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中学校の教科書はこう変わった③


中学校の教科書はこう変わった③
前回に引き続き、教科書改訂のお話3回目です。

前回は「授業時間数が増えた」ことに触れました。


ここまでは、目に見えるわかりやすい変化を取り上げてきました。
本日は、指導方針の変化について。


今までの教科書は、「必ず教科書に載っている内容を教えなさい」という上限規定がありました。
しかし、今年度からの教科書は、

「必ずしも教科書に載っているすべてを教える必要はありません」

という下限規定へと作成のルールが変化しました。


ということは、指導者(先生)によって教える内容・教えない内容が違うということが十分にあり得るのです。


おそらく学校の現場では、一部の教科書内容を飛ばして教えることも出てくることでしょう。
そうすることで、実際に生徒は学校で学習していないことも出てきます。

いろんな意味で生徒の学力レベルは多様化することになるのですが、
「できる子」「できない子」の差がますます顕著になることは容易に想像できます。


教科書のページが増えた。
授業時間数も増えた。
そして、学習内容にも違いが出てくる。


その変化自体の是非をどうこう言うのではなく、
私たちがどう対応すべきかが最も考えなくてはいけないことです。
(どうこう言ってもあと5年はこれでいくわけですから)


具体敵に何をすれば…?と不安な気持ちになりますが、
まずは今まで以上に丁寧に学習に臨む意識が必要になります。
学習内容も増えたということは、その分忘れることもまた増えるはずです。

今まで以上に予習や復習、自主学習に取り組む時間を確保することが大切。
(効率よく、と言いたいですが、それは学習習慣が定着してからのお話)


4月も終わり、5月に入れば部活動も本格的に始まり、ますます時間に追われることでしょう。
時間の流れに身をゆだねていると、6月の定期テストはあっという間にやってきます。
そうなるまえにまずは準備を怠らないこと。
時間を有効に使うことができる中学生であることを期待しています。




中学校の教科書はこう変わった③
佐々木(敦) 担当【小中学生:理系・受験 / 高校生:数学・化学・生物】
得意技:苦手生徒も感動!重要語句簡単オモシロ暗記術
好きな食べ物:甘いもの、マイブームはバウムクーヘン
趣味:愛犬と遊ぶこと
好きな言葉:努力が必ず報われるとは限らない、ただ成功した者は皆すべからず努力している

2021.04.27

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