２０万年

さて、２０万年という数字は何を表していると思いますか？

 

答えは、我々人類、詳しくはホモ・サピエンスがヒト科に現れてから今日に到った年数です。

とてつもなく長い年数に思われますが、ケニヤの化石学・考古学者のルイーズ・リーキー博士によると

およそ８００万年前に直立歩行するサルが地上に現れてから、およそ１６種類のサルがいたことが

調査でわかっているけれど、それらの種が存在した年数は平均して１００万年。

我々ホモ・サピエンスはそれに比べてまだ５分の１しか種として存在していないということになります。

 

おりしも現在北朝鮮の核廃絶を呼びかける会談の雲行きもあやしかったり、

はてさて、中東ではまだまだ戦争が続いていたり

全世界の人口も爆発的に増えている。

 

私たちの種は地球上で存在した一番短い種になるのではないか、と博士は危惧しています。

 

このお話は先週５月１２日（土）に成人英語クラス（TED&News Class)で扱ったTEDのスピーチです。

偶然にも次の日、テレビのNHKでも人類の起源についての特集を放送していました。

 

自分の人生、自分の毎日の生活のことで悩んだり苦しんだりしてばかりではなく

ホモ・サピエンスの一人として、地球全体のことを思う時間。

そんな時間も私たちには必要なんだなぁと思えた瞬間でした。

 

私たちの知的好奇心をどんどんくすぐる。

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